🏷️ 連載:ハレとケ暮らし 第3回
ケの日はじんわりしあわせに、ハレの日は思いっきり楽しむ。
日本人がずっと大切にしてきた、このシンプルなリズムを、もう一度わたしたちの食卓に取り戻したい。
そんな想いから「ハレとケ暮らし」は生まれました。
1. 原点は “おかあさんのお味噌汁”
幼いころの記憶
学校から帰ると、台所いっぱいに広がる、お味噌汁の香り。
具は季節の野菜や海藻と、少しの豆腐。シンプルだけど体にじんわり染みわたるケの日の味。ハレとの対比
休みの日には、お正月や盆には赤飯や刺身や揚げ物が並び、家じゅうが晴れやかな空気に包まれる。
「ハレでとことん楽しみ、ケで整える」――そのバランスが体験として刻まれていました。
2. 毎日が“ハレ”に感じた違和感
深夜まで仕事をし、コンビニごはんで済ませる日常。
SNSには毎日ごちそう写真が流れ、つい自分も “映える” メニューを追いかける。
「いつ休めばいいの?」 と体がささやき始めたとき、原点の味噌汁を思い出したのです。
3. 名前に込めた3つのキーワード
キーワード | こめた意味 |
---|---|
ハレ | ごちそう・ワクワク・祝う気持ちを肯定する |
ケ | 質素でも満たされる、整える日常を尊ぶ |
暮らし | 一過性のブームではなく、習慣として根づかせたい |
「食事術」ではなく「暮らし方」を提案したい。
そこで “ハレとケ暮らし” というフレーズが、チーム全員の口から同時にこぼれ落ちました。
4. ネーミング決定までの小さなドラマ
候補は30以上
一汁一菜○○、ケの日○○、Zen Soup… などなど。
決め手は母音のリズム
「は・れ・と・け・ぐ・ら・し」――声に出したときのやわらかさ。
ロゴ試作は20パターン以上
ハレの花になる、ケのつぼみを表現。
社内投票で満場一致
“暮らし” が入ることで、一過性の商品ブランドから生き方ブランドへスケールアップできると直感。
5. 「ハレとケ暮らし」が掲げる3つの約束
約束 | 具体アクション |
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① ケを整えるベースを作る | 具だくさん味噌汁・発酵食・雑穀など、気負わず続けられる商品開発 |
② ハレをもっと輝かせる | 季節行事やごちそうレシピを提案し、“楽しむ日” を応援 |
③ コミュニティで学び合う | ブログ・SNS・リアルイベントで、暮らしの工夫や失敗談をシェア |
6. 今日から始める “ハレとケ暮らし” チャレンジ
ケ習慣を 1 つ追加:朝一杯の味噌汁、夜スマホを食卓から遠ざける…小さくて OK。
月イチ “ハレDay” をカレンダーに書く:外食でも自宅でも、特別メニューを堂々と楽しむ。
#ハレとケ暮らし で体験を共有:仲間がいると続きやすい!
次回予告
第4回:一汁一菜 × 発酵――ケの日を最強にする食べ方ガイド
味噌汁と発酵食品の科学的メリット、忙しくても続くレシピをお届けします。
Brand Message
私たちは 「特別」と「日常」の切り替えを取り戻すこと が、
これからのウェルビーイングに欠かせないと信じています。
「ハレとケ暮らし」という名前には、その決意と希望がぎゅっと詰まっています。
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