知らないと損!味噌汁の“冷凍ストック”OKな具・NGな具一覧
―1か月分をムダなくおいしく仕込むコツ―
1. 先に結論
ほとんどの野菜・きのこ・海藻・肉は冷凍OK。下ゆで or 生のまま小分けしておけば平日5分で味噌汁完成。
NGなのは水分が多く組織の粗い具(じゃがいも・こんにゃく等)と、分離・臭みが出やすい魚介の一部。
「冷凍味噌汁はまずい」を回避するカギは ①水気を切る ②急速冷凍 ③味噌は後入れ の3ステップ。
2. 一覧表 ― 冷凍OK / NGを一目で
食材カテゴリ | 冷凍OK具材 | 一手間ポイント | NG具材 | 理由 |
---|---|---|---|---|
葉物野菜 | ほうれん草・小松菜・春菊 | さっと下ゆで→水気を絞る | レタス | 解凍後ベチャつく |
実野菜 | にんじん・ごぼう・大根・かぼちゃ | 細切り or いちょう切り | じゃがいも・さつまいも | でんぷん質がスポンジ状に |
夏野菜 | なす・ピーマン・ズッキーニ・トマト | 生のまま乱切り | きゅうり | 水分多・食感悪化 |
きのこ類 | しめじ・えのき・しいたけ・まいたけ | 石づきを取りほぐす | ― | ― |
海藻 | 乾燥わかめ(戻さず冷凍OK) | 小分け冷凍 | 生もずく | 酸化で風味劣化 |
豆・大豆製品 | 冷凍枝豆・油揚げ・厚揚げ | 油揚げは熱湯かけ油抜き | 豆腐(木綿含む) | スカスカ食感 |
肉・魚 | 鶏むね・豚こま・しらす | 1食分ずつ平らに冷凍 | アサリ・いわし | 解凍ドリップ・臭み |
卵・乳 | ― | ― | 生卵・牛乳 | 分離・水っぽい |
いも・こんにゃく | — | — | 里いも・こんにゃく | ゴム状/スカスカ |
3. 冷凍ストック 3つの鉄則
水気をしっかり切る
解凍時の“ベチャッ”を防止。水分の多い野菜は下ゆで→ザルで粗熱を取る→キッチンペーパーで軽く押さえる。
薄く広げて急速冷凍
具を薄く並べて凍らせ、固まったら保存袋へ。霜付き・酸化臭を抑え、最長1か月おいしさキープ。
味噌は後入れ
味噌ごと冷凍すると風味が飛びやすい。具+出汁のみを凍らせ、食べる直前に味噌を溶くのがベスト。
4. 1か月ラクする“冷凍味噌汁ベース”作り方
日曜15分で週5杯×4週 = 20杯分ストック
具をカット:OK表から好みの具を合計800g(1杯40g×20)用意。
ブレンダー袋に1杯分ずつ分ける(40g):色・食感が被らないようミックス。
だし入り氷を一緒に入れる:昆布・かつおの濃いめ出汁を製氷皿で凍らせておくと便利。
平らにして急速冷凍。
食べるとき(調理2分)
鍋に冷凍ベース+水150mlを入れ中火1〜2分。
沸いたら火を止めて味噌大さじ1弱を溶く。完成!
5. “失敗あるある”と解決策
トラブル | 原因 | 解決策 |
---|---|---|
解凍したら具がスカスカ | じゃがいも・豆腐を冷凍 | NG具材を避ける or 食べる直前に追加調理 |
味が薄い | 具から水分が出る | だしを濃いめ&味噌は後入れ |
霜がびっしり | 空気を抜かず保存 | ストローで空気を抜く or ジッパー袋+ラップ二重 |
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7. まとめ
冷凍ストックを極めれば、平日の味噌汁は“包丁ゼロ・鍋1つ”で完了。
OK/NGリストを参考に、自分好みの“冷凍味噌汁ベース”を作ってみてください。
参考
農林水産省「野菜の冷凍保存マニュアル」
日本冷凍食品協会『食品冷凍の基礎』
食品成分表2023(八訂増補)
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