心地よい暮らしを育む情報を発信

食事と健康

ナスの栄養素と効能|低カロリー+4大成分でからだを“整える”

“むらさき”の正体はポリフェノール、ナスでからだを内側から整えよう。

ナスはカロリー控えめなのに、

  • 食物繊維で腸をサポート

  • ポリフェノールでサビつき対策

  • カリウムで余分な塩分を流す

  • ビタミン Cで守りを強化

――ナスは実は“超優秀”な夏野菜です。


1. ナス 100 g の主な栄養成分(可食部・生)

エネルギー22 kcal
水溶性食物繊維0.6 g
不溶性食物繊維1.9 g
カリウム230 mg
ビタミン C4 mg
ポリフェノール55 mg(ナスニン+クロロゲン酸換算)*推定値

ポイント

  • 90 %が水分で超低カロリー

  • 食物繊維はレタスの約2倍

  • 紫皮にポリフェノールが集中


2. “4大成分”がもたらす効能

❶ 食物繊維(可溶+不溶)

  • 水溶性:腸内でゲル化しコレステロールを吸着します。また、最近注目度の高まっている、善玉菌である短鎖脂肪酸のエサにもなり、腸内フローラの調整にも役立ちます。

  • 不溶性:ぜん動運動を促進しお通じをスムーズに

⬆ 腸内環境が整うと免疫細胞の7割が集まる腸が元気に!

❷ ポリフェノール(ナスニン・クロロゲン酸)

  • 活性酸素を除去し抗酸化・抗炎症

  • ナスニンは網膜保護作用、クロロゲン酸は糖代謝サポートも報告

❸ カリウム

  • 体内のナトリウム排出を促しむくみ対策・血圧ケア

  • 汗でミネラルが失われがちな夏に最適

❹ ビタミン C

  • コラーゲン生成サポート+抗酸化

  • ポリフェノールと協調し“守りのバリア”を強化

+α 低カロリー

  • 100 g =22 kcal。ダイエット中のかさ増し食材に最適


3. 効率よく摂るコツ

  1. 皮ごと食べる
    → ポリフェノールは皮に集中。

  2. 油と一緒に調理
    → アントシアニンの吸収率UP。オリーブ油やごま油がおすすめ。

  3. 切ったらすぐ加熱
    → ポリフェノールの酸化流出を最小化。


4. 10分レシピ:ナスのオイル蒸し

  1. ナス2本を乱切り→耐熱ボウルへ

  2. オリーブ油大さじ2+塩少々+にんにくチューブ1 cmを絡める

  3. ラップし電子レンジ600 W 5分

  4. 仕上げに黒酢小さじ1+刻み大葉でさっぱり

1人前:食物繊維3 g/カリウム300 mg/ポリフェノール35 mg(推定)


5. まとめ

  • ナスは低カロリー×4大栄養素で“からだを整える”夏野菜

  • 腸活・抗酸化・むくみケア・免疫サポートを一皿で

  • 皮ごと&油調理で“むらさきパワー”を最大活用しよう

旬のナスをおいしく取り入れて、暑さに負けない健やかな毎日を!

参考文献・ウェブ情報

  1. USDA FoodData Central, Eggplant raw nutrition.fdc.nal.usda.gov

  2. Antiangiogenic activity of nasunin.PubMed

  3. Antioxidant capacity of eggplant phenolics after cooking.PMC

  4. Comprehensive evaluation of eggplant antioxidant quality (2024).PubMed

  5. Focus on eggplant/tomato anthocyanins (review).PMC

  6. Real Simple: 10 surprising health benefits of eggplant (2023).Real Simple

コメント

この記事へのコメントはありません。

RANKING
DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3

RELATED

一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP